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工組の活動

令和6年度 工組の活動

令和6年7月

第41回労働交通安全衛生大会を開催

  • と き:
    令和6年7月31日(水) 13:30〜15:50

  • ところ:
    島根県生コンクリート工業組合 第1研修室

  • 出席者:
    29名

【モラル向上運動標語入選作の発表・表彰】
  • 応 募:
    61点(優秀賞 3点、佳作 6点)

  • 表 彰:
    田原 浩司(インフラテック(株))
    長峯 義和(中国コンクリート製品工業(株))
    波田地 匡慶((株)島根興産)   ※欠席

開会にあたり、岩ア理事長から挨拶があった。
1. 来賓挨拶:出雲労働基準監督署 川角洋二署長

(概要)令和5年は生コン製造業を含む窯業土石製造業では県全体で12件、出雲管内で4件の災害が発生している。挟まれ巻き込まれ災害、飛来落下災害、転倒災害、墜落転落災害の防止対策が重点課題であり今後も対策を徹底していく必要がある。第14次労働災害防止計画において、窯業土石製造業ではリスクアセスメントに取り組む事業場の割合を増加させ、その結果として挟まれ巻き込まれ災害の死傷者数を5年間で5%以上減少させることを目標としている。リスクアセスメントを実施し、機械・設備・作業場の改善、更なる安全確保をお願いする。

2. 事例発表:邑南共同生コン(株) 因原工場 芦田英聖工場長

(概要)安全第一を目指すのであれば従業員の健康第一は必ずである。毎年健康診断及び産業医による結果のチェック・就労可否の判定を行っている。日常業務としてはアルコールチェック、車両の点検、従業員の体調チェックを毎朝必ず実施している。また生コン納入現場への進入ルートについて図を作成し、チャーター車の方にも分かりやすく安全に現場に入ってもらえるよう工夫をしながら、安全運行に努めている。事故が発生すると工場の操業が止まり日常業務を失う。安全管理の徹底、安全運転・安全作業を心がけ、ゼロ災害を目指していきたい。

3. 交通安全指導:出雲警察署 交通総務課 田中孝義係長

(概要)生コン車を含む貨物車の事故は昨年25件発生しており、事故類型別では追突事故、違反別では前方不注意が最も多い。前方不注意による交通事故は“見えているようで実は見えていない”というもの。考え事をしたり、カーナビなどと交互に前方を見たりしていると、前方の状況を正確に把握できない。運転中は運転に集中し、周囲の状況を把握するように努めてほしい。運転はドライバーの心理状況が反映されやすい。時間と気持ちにゆとりを持ち、譲り合いの心を持つように、会社でも指導をお願いする。

4. 中国コンクリート製品工業(株) 藤川和夫常務取締役

 組合員を代表して、藤川常務取締役が「国土開発の基礎資材産業人としての誇りを持ち、豊かな社会の創造と社会的使命の達成に努めている私たち生コン産業にとって、安全と健康の確保は最優先の課題である。人命尊重を基本理念として、一人一人が関係法規とルールを順守し組織ぐるみで安全衛生活動を展開しなければならない。本日の労働交通安全衛生大会を契機に、労働災害ゼロの決意を新たにし、安全で快適な職場づくりに努める。」と力強く宣言した。

5. 講演:「厚労省ガイドラインに従った熱中症対策」
  島根大学医学部附属病院 医師 水橋優介 氏

(概要)熱中症の判断は難しい。専門知識がないと熱中症であるか判断できないため、手足がつる、汗が止まらないなど少しでも様子がおかしければすぐに作業を中止し119番通報するようお願いする。熱中症予防として、仕事前日には飲酒を控えめにすること、ぐっすり眠ること、熱中症警戒アラートを確認すること。熱中症警戒アラートは、気温・湿度・地面からの照り返しを考慮した暑さ指数(WBGT)が33以上と予測されると発表される。朝夕5時に発表されるので、確認してほしい。仕事中は単独作業を避けて声を掛け合うこと、こまめに休憩し水分・塩分を補給すること。具体的な法令や労災が起きてしまった場合の対応、職場環境の整備に関する情報などはwebで確認できる。一部補助金や助成金などもあるので参考にしてほしい。

標語表彰   岩ア理事長
標語表彰
 
岩ア理事長
出雲労働基準監督署 川角署長   事例発表 芦田工場長
出雲労働基準監督署 川角署長
 
事例発表 芦田工場長
出雲警察署 田中係長   安全宣言 藤川常務取締役
出雲警察署 田中係長
 
安全宣言 藤川常務取締役
講演 水橋講師
水橋講師

令和6年度 技術研修会を開催

  • と き:
    令和6年7月3日(水) 13:30〜15:35

  • ところ:
    島根県生コンクリート工業組合 第1研修室

  • 出席者:
    30名

開催にあたり岩ア理事長から挨拶があった。
講演 「化学混和剤について」:(株)フローリック 技術部 担当部長 上本 洋 氏

(概要)界面活性剤とは、2つの性質の異なる物質の境界面に働き、界面の性質を変える物質のことであり、化学混和剤は界面活性剤そのものである。最近では、生コン原材料の品質変動や日平均気温の上昇による凝結時間の短縮に対応するため、生コン製造後から長時間経過してもフレッシュ性状の変動が少ないAE減水剤が求められるようになり、開発を進めている。

 JSCE-D504「暑中環境下におけるコンクリートのスランプの経時変化・凝結特性に関する混和剤の試験方法」及びJIS A 6204「コンクリート用化学混和剤」への製品の適合性評価試験を実施し適合性を確認している。室内試験レベルで適合性を確認し、近日実機試験レベルで試験を行う製品もある。今後推奨品となる予定である。

岩ア理事長   上本講師
岩ア理事長
 
上本講師
令和6年6月

令和6年度 コンクリート技士・主任技士受験講習会開講式を開催

令和6年度 コンクリート技士・主任技士受験講習会開講式を開催
と き:
令和6年6月18日(火)
14:00〜15:00
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
第1研修室
出席者:
理事長、技術委員長、講師2名、受講者10名
《式次第》
1.
理事長挨拶
2.
技術委員長挨拶
3.
講師の紹介
4.
講習会の概要について
5.
通信学習の進め方について
6.
今後の予定
7.
その他
開講式の後、主任技士講習受講者を対象に小論文作成上の注意事項等について説明した。
令和6年5月

令和6年度(第49回) 通常総会を開催

令和6年度(第49回) 通常総会を開催
と き:
令和6年5月27日(月)
15:00〜16:05
ところ:
ニューウェルシティ出雲「牡丹の間」
出席者:
50名

 総会開催にあたり加藤理事長から挨拶があった。
 総会行事、懇親会が来賓の方をお迎えして開催できることを嬉しく思う。令和5年度の出荷量は40万8千m3であった。今後も何とか40万m3はキープしていきたい。来年は工組創立50周年を迎える。記念行事を計画しているので組合員の皆様方の協力をお願い申し上げる、と結ばれた。
 議案については、第1号議案 令和5年度事業報告並びに収支決算書承認の件、第2号議案 令和6年度における賦課金の額とその徴収方法決定の件、第3号議案 令和6年度事業計画(案)並びに収支予算(案)承認の件、第4号議案 令和6年度における役員報酬決定の件、第5号議案 令和6年度における借入金の最高限度額設定の件が満場異議なく可決決定された。
 また、加藤理事長より総会終結をもって理事長の職を辞したい旨の申し出があり、総会終了後に理事会を開催し後任に岩ア理事が選出された。

令和6年度(第49回) 総会行事を開催

  • と き:
    令和6年5月27日(月) 16:30〜

  • ところ:
    ニューウェルシティ出雲「牡丹の間」

  • 出席者:
    56名

 開催にあたり岩ア理事長から、出席していただいた来賓に対するお礼の言葉があった。続いて、島根県の生コン出荷量は昨年度過去最低を更新し、本年度も依然として苦しい経営環境は続くと予想されるが、安心・安全な社会の実現に向けた基盤整備における生コン産業の果たす役割は大きい。日々製造技術・品質管理を向上させ、安定した高品質の生コン供給に組合員一丸で取り組んでいく、と結ばれた。
 続いて、島根県生コンクリート品質管理監査会議の副議長として13年、議長として10年の長きにわたり県内の生コンの品質管理に尽力いただいた、高田松江高専名誉教授へ感謝状の贈呈が行われた。その後、表彰規程により令和5年度コンクリート主任技士試験合格者の表彰が行われ、受賞者の(有)協同商事 川端勇樹氏が謝辞を述べた。
 来賓として石井品監会議議長から、信頼・信用される工場から、さらに愛される工場を目指していただきたい。社会とのつながりを持ち地域社会に愛される生コン業界を考えてみていただければと思う、と述べられた。
 続いて島根県議会総務委員会の福井委員長から、県内でも台風や大雨による被害が発生し県民の防災減災に対する意識が高まっている。業界の担い手としての組合の果たす役割は改めて極めて重要である。県議会としても引続き安心して暮らせる県土の整備・発展に努力していく、と述べられた。
 国土交通省中国地方整備局松江国道事務所の伊藤副所長から、国交省では建設現場の高齢化、労働者の減少を見据えて、現場の生産性向上や労働環境の改善に取り組んでいる。これらがよりよい社会資本をつくることになり、その基礎を築くコンクリートの品質確保が重要と考えている、と述べられた。

岩ア新理事長   感謝状贈呈
岩ア新理事長
 
感謝状贈呈
受賞者謝辞   島根県議会防災地域建設委員会 坪内委員長
受賞者謝辞
 
石井品監会議議長
島根県議会 福井総務委員長   岩ア理事
島根県議会 福井総務委員長
 
松江国道事務所 伊藤副所長

 総会行事のあと「銀河の間」において懇親会が開催され53名が参加した。主催者として今井副理事長から挨拶があり、その後、来賓を代表して大屋品監会議副議長、島根県土木部技術管理課 佐川統括技術専門監から挨拶があった。島根県議会防災地域建設委員会 坪内委員長の乾杯で懇談となった。しばらく和やかな歓談が続いた後、島根県建設産業団体連合会 中筋会長の挨拶で閉会となった。

今井副理事長   大屋品監会議副議長
今井副理事長
 
大屋品監会議副議長
島根県土木部技術管理課 佐川統括技術専門監   島根県議会防災地域建設委員会 坪内委員長
島根県土木部技術管理課
佐川統括技術専門監
 
島根県議会防災地域建設委員会
坪内委員長
島根県建設産業団体連合会 中筋会長
島根県建設産業団体連合会
中筋会長

 

令和5年度 工組の活動

令和6年3月

令和5年度 第4回技術委員会を開催

令和5年度 第4回技術委員会を開催
と き:
令和6年3月22日(金) 10:30〜12:20
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
委員長、他6名、事務局2名
《報告事項》
1.
全生連 技術委員会の報告
2.
全生連 第170回技術委員会の報告
3.
中国地区本部 技術委員会の報告
4.
令和5年度 技術委員会の活動報告
5.
コンクリート舗装要望活動の報告
6.
「FAコンクリート普及拡大に関する課題検討会」の報告
《審議事項》
1.
令和6年度 技術委員会の活動計画について
2.
受験講習会について
3.
技術研修会について
4.
カーボンニュートラルへの対応について
5.
ミキサー車運転業務従事者研修会について
《その他》
1.
共同試験場からのお知らせ
2.
令和6年度第1回技術委員会の開催日
について報告、審議した。

令和5年度 経営者セミナーを開催

  • と き:
    令和6年3月14日(木) 15:00〜16:50

  • ところ:
    ニューウェルシティ出雲

  • 参加者:
    43名

開会にあたり、加藤理事長から挨拶があった。

1.
令和5年度品質管理監査優良工場の表彰
 高田島根県生コンクリート品質管理監査会議議長より令和5年度全国統一品質管理監査で優良と認められた21工場の表彰を行った。
令和5年度優良工場: 安来小野田レミコン(株)、(株)中海麻生生コン、中国菱光(株) 松江工場、(株)加藤商事、(株)大芦生コン、(株)ナカサン 生コン工場、島根中央生コン(株)、出雲ミックス(株)、(有)協同商事 出雲工場、美建工業(株) 出雲工場、仁多生コン(株)、森島建設(株) 生コン工場、(株)雲南共同生コン生産会社 第1工場、飯古建設(有) 生コン工場、徳畑建設(株) 生コン工場、邑南共同生コン(株) 因原工場、邑南共同生コン(株) 瑞穂工場、大田生コンクリート(株) 波根工場、三瓶生コン(株)、河野建設(株) 乙原生コンクリート工場、中国コンクリート製品工業(株) 本社工場。
2.
令和5年度全国統一品質管理監査合格証の交付
 高田島根県生コンクリート品質管理監査会議議長より令和5年度品質管理監査合格証が各地区の代表工場へ交付された。
3.
島根県生コンクリート品質管理監査会議議長の挨拶: 議長 高田龍一 氏
 今年度も皆様のご協力のもとに無事に監査を終えることができた。また、工場に優良工場表彰状・合格証をお渡しできて嬉しく思っている。品質管理監査会議の副議長を務めてから約20年間、大変お世話になり、心よりお礼申し上げる。これまで生コンについて勉強させてもらった。生コンはインフラ整備の源、皆様にこれからもしっかりと支えていただきたい。
4.
令和5年度全国統一品質管理監査の結果について
 事務局より令和5年度全国統一品質管理監査報告書を用いて報告を行った。実地監査は8月下旬から10月上旬に実施し、受監した34工場全て合格した。監査の結果4工場に減点があった。圧縮試験の強度比1.5以上が3工場。有資格者の在籍1名のみが1工場。査察は、令和4年度に合格証を交付した36工場の1割以上に相当する5工場を議長に選定いただいて7月25日、26日に実施し、5工場とも適合していた。
5.
講 演 「環境負荷低減に向けた取組みについて」:
全国生コンクリート工業組合連合会 企画部 部長 草野昌夫 氏
  近年、人間活動の活発化に伴い地球規模での気温上昇が進行し地球温暖化が問題となっている。カーボンニュートラルは気候危機を回避するための取り組みである。
 日本では温暖化対策に向けて2030年と2050年までの活動目標が宣言されており、中長期を見据えての活動となる。すでに一部の自治体では発注者からCO2排出量を求められるケースがある。自社のCO2排出量の把握をしたり、省エネ最適化診断の受診をする等、今から現状を知っていただきたい。
 
加藤理事長   合格証交付
加藤理事長
 
合格証交付

優良工場表彰   高田議長
優良工場表彰
 
高田議長

草野講師
草野講師

令和5年度 第2回共同事業委員会を開催

令和5年度 第2回共同事業委員会を開催
と き:
令和6年3月4日(月) 10:30〜12:00
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
理事長、委員長、外6名、事務局2名
《報告事項》
1.
全生連及び中国地区本部の共同事業委員会の報告
2.
全生連共同事業委員会 令和5年度第4回委員会の報告
3.
セメント協会の要望活動の報告
4.
令和5年度共同事業委員会の活動報告
5.
生コンの出荷量について
6.
構造改革事業 (集約化促進) の報告
7.
セメント及び生コン価格の動向
8.
セメント協会 コンクリート舗装WGによる県への事情調査
《審議事項》
1.
令和6年度共同事業委員会の活動計画について
2.
令和6年度要望活動日程について
《その他》
1.
令和5年度○適マーク使用承認取消し事例
2.
各地区の状況報告
3.
その他
について報告、審議した。
令和6年2月

令和5年度 第6回役員会を開催

令和5年度 第6回役員会を開催
と き:
令和6年2月22日(木) 10:30〜12:30
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
《報告事項》
1.
全生連及び中国地区本部の動向
2.
令和5年度各委員会の活動報告
3.
令和5年度全国統一品質管理監査結果等の報告
4.
集約化等の報告
5.
表彰等の報告
6.
共同試験場の報告
7.
令和5年度出荷見込み、令和6年度出荷予測の報告
《審議事項》
1.
令和5年度決算見込みの件
2.
設備修繕・更新計画 (案) の件
3.
賦課金改定の件
4.
令和6年度概算予算 (案) の件
5.
FAコンクリート普及拡大に関する課題検討会の件
6.
能登半島地震に対する義捐金の件
7.
監査統括責任者及び副監査統括責任者の選任方法並びに令和6年度監査統括責任者及び副監査統括責任者選任の件
8.
安来地区生コンクリート協同組合の設立の件
9.
本省への要望活動の件
10.
各委員会の委員選任の件
《その他》
1.
令和6年度 (第49回) 通常総会の開催について
2.
令和7年度 (第50回) 通常総会及び創立50周年記念事業の日程について
3.
会議等の日程
について報告、審議した。
令和6年1月

令和5年度 社員研修会を開催

  • と き:
    令和6年1月26日(金) 13:30〜15:25

  • ところ:
    島根県生コンクリート工業組合 第一研修室

  • 参加者:
    39名

開会にあたり、加藤理事長から挨拶があった。
1.
令和5年度全国統一品質管理監査の結果について
 事務局より令和5年度全国統一品質管理監査報告書を用いて報告を行った。監査は8月22日から10月4日に実施し、受監した全34工場が合格した。学識経験者には5名の先生方に2工場ずつ監査いただいた。また延べ112名の方々に全工場の立会をしていただいた。減点事項については、呼び強度1.5以上が3工場あり経過観察としている。また有資格者の在籍が1名であった工場が1工場あり、資格取得に向けて社内で取組んでいる。製品検査の結果は、スランプ・空気量・塩化物量及び容積についていずれも許容値を外れているデータはなかった。令和4年度に合格証を交付した35工場の10%以上に相当する5工場の査察を7月25、26日に実施し、いずれも適合していた。優良工場表彰基準に適合した21工場が優良工場に選定され、経営者セミナーで表彰する。
2.
モラル向上について 〜ユーザーへのアンケート調査及び現場パトロール報告から〜:総務委員 徳畑信夫 氏
 令和5年度も11月をモラル向上月間としユーザーへのアンケート調査を実施し、50名の方から回答頂いた。ミキサー車運転手の応対は「良い」の割合が過去5年で最も高くなった。品質管理監査制度については2割程度の方に知っていただけていないようである。監査立会に関し大変厳しい意見もあった。引続き品質の良い生コンの製造に努めると同時に、品監制度について一層PRしていかなくてはならない。現場パトロールは協同組合・組合員工場で実施頂いた。安全運転・安全確認の徹底や速度厳守、緊急車両の迷惑にならないようにといった注意・要望がある。生コン業界を取り巻く環境は厳しいが、我々の日々の業務に対する姿勢は変わるものではない。モラル向上運動を契機とし、一層のモラル向上にまい進されるようにお願いする。
3.
講 演 「所有者不明土地の解消に向けた民事基本法制の見直し」
:松江地方法務局 出雲支局 登記調査官 安達真理子 氏
 所有者不明土地とは、登記簿を見ても現在の所有者が分からない土地、所有者が判明してもその所在がわからない土地のことである。対策をしなければ2040年には北海道の面積に匹敵するとされる。景観や治安に悪影響となる他、公共事業や復旧・復興事業、民間の取引など土地の利活用を阻害する深刻な問題である。これを解消していくために、不動産に関する現在のルールの見直しや制度の創設がされた。
 1つは、任意であった相続登記・住所等変更登記の申請義務化とその手続きの簡素化である。令和6年4月1日施行となり、相続人は不動産を取得したことを知った日から3年以内に相続登記の申請をしなければならない。正当な理由がないのに怠ったときは10万円以下の過料となる。相続人の負担軽減のために相続人申告登記が設けられ、登記簿上の所有者について相続が開始したこと・自らがその相続人であることを法務局に申し出ることで、相続登記の申請義務を履行することができる。また住所変更登記等の申請義務化は令和8年4月までに施行され、住所等変更日から2年間が履行期間となる。法務局のシステムと住基ネットが連携する仕組みも導入され、名義人の了承があれば登記官の職権で変更登記される。
 2つ目は相続土地国庫帰属制度の創設である。これは相続により取得した土地を手放し国庫に帰属させることができる制度である。ただしどんな土地でも国が引き取ってくれるわけではなく、管理が大変なところ、例えば通路など他人の使用が予定される土地などは「却下」、争訟によらなければ通常の管理ができない土地などは「不承認」となる。所有者不明土地問題は、土地の適切な管理・利用を妨げ国土の保全にも関わるものであり、問題解決を将来へ先送りすることが許されない状況である。今回の改正は広く国民に影響する。何かあれば管轄法務局や本局に問い合わせいただきたい。
加藤理事長   徳畑総務委員
加藤理事長
 
徳畑総務委員

安達講師
安達講師

令和5年度 第2回総務委員会を開催

令和5年度 第2回総務委員会を開催
と き:
令和6年1月17日(水)
10:30〜13:00
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
理事長、委員長、外6名、事務局2名
《報告事項》
1.
全生連及び中国地区本部 総務委員会の報告
2.
総務委員会の活動報告
3.
品質管理監査結果の報告
4.
集約化、代表者の変更等の報告
5.
表彰等の報告
6.
共同試験場の報告
7.
FAコンクリート普及拡大に関する課題検討会について
8.
令和5年度出荷見込み、令和6年度出荷予測の報告
《審議事項》
1.
令和5年度決算見込みについて
2.
賦課金の改定について
3.
創立50周年記念誌の作成について
4.
設備修繕・更新計画(案)について
5.
令和6年度予算(案)について
6.
能登半島地震に対する義捐金について
《その他》
1.
令和6年度(第49回) 通常総会の日程について
2.
令和7年度(第50回) 通常総会及び創立50周年記念事業の日程について
3.
各地区の状況報告
について報告、審議した。
令和5年12月

令和5年度 第3回技術委員会を開催

令和5年度 第3回技術委員会を開催
と き:
令和5年12月4日(月)
10:30〜12:20
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
委員長、外5名、事務局2名
《報告事項》
1.
フライアッシュコンクリートに係る試験等について
2.
安全データシート(SDS)改訂について
3.
第2回技術委員会の議事録の確認
について審議した。
令和5年11月

令和5年度 第20回土木技術講習会を開催

  • と き:
    令和5年11月8日(水) 13:20〜17:00

  • ところ:
    島根県生コンクリート工業組合 第1研修室、島根中央生コン(株)

  • 出席者:
    24名

  • 主 催:
    島根県生コンクリート工業組合、公益財団法人島根県建設技術センター

  • 後 援:
    島根県土木施工管理技士会

講 義
  1.コンクリートの試験方法解説
  2.コンクリートの配合設計手順、配合設計方法
    島根県生コンクリート工業組合 技術委員長 小野 大輔 氏
実 習
  「生コン工場設備説明、スランプ試験、空気量試験実習」
   生コン工場試験員、出雲地区生コンクリート協同組合技術員

小野委員長   講義
小野委員長
 
講義
工場設備見学   実習
工場設備見学
 
実習
令和5年10月

令和5年度 生コンクリートプラント保守・管理研修会を開催

  • と き:
    東部地区:令和5年10月26日(木) 13:30〜16:00
    西部地区:令和5年10月27日(金) 13:30〜16:00

  • ところ:
    東部地区:島根県生コンクリート工業組合 第1研修室
    西部地区:いわみーる 301研修室

  • 参加者:
    東部地区:16名
    西部地区:11名

《研修》
 当工組技術委員会の事業として、(株)原商の全面的な協力により、2会場において研修会を実施した。開催にあたり東部会場では小野技術委員長が、西部会場では工組田原専務理事から挨拶があり、研修の進行、講師については(株)原商の営業開発部長、曽田様よりご紹介をいただいた。
 全てのプラントメーカーに共通するテスターの使用実技、電気系統の基礎知識、日工(株)が提案するDXについて学ぶ内容となっており、曽田様をはじめ両会場とも丁寧に指導いただいた。
1.テスターの使用実技、電気系統の基礎知識
 日工(株) 大塚講師による講義であった。低圧電気の危険性や電気の基礎についての講義の後、テスターを用いて実習を行った。実際に触れることで、電気のトラブル・感電事故予防の意識を高める内容であった。
2.日工(株)がご提案するDXについて
 日工(株) 藤谷講師による講義であった。業務のモバイル化やAIを用いた骨材判別システムについての紹介があった。人材不足が懸念される中、業務効率の向上や、より高品質な生コンクリートの安定供給を考える機会となった。
講師 日工(株) サービス企画部 明石サービスセンター研修所 係長 大塚雄一 氏
  技術本部開発部 開発4課 藤谷来輝 氏
  中・四国支店 副支店長兼サービス課長 大導寺宏功 氏
  中・四国支店 産業機械販売課リーダー 北藤誉広 氏
小野技術委員長   (株)原商 曽田部長
小野技術委員長
 
(株)原商 曽田部長
日工(株)様   研修会の様子
日工(株)様
 
研修会の様子

 

令和5年度 第2回技術委員会を開催

令和5年度 第2回技術委員会を開催
と き:
令和5年10月16日(月)
10:30〜12:20
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
委員長、外5名、事務局2名
《報告事項》
1.
令和5年度中国地区コンクリート舗装研修会について
2.
コンクリート標準示方書改定説明会について
3.
化学物質管理者講習会について
《審議事項》
1.
フライアッシュコンクリート普及拡大に関する課題検討会について
について報告、審議した。
令和5年9月

令和5年度 第1回共同事業委員会を開催

令和5年度 第1回共同事業委員会を開催
と き:
令和5年9月6日(水)
10:30〜12:00
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
理事長、共同事業委員長、外5名、事務局2名
《報告事項》
1.
全生連及び中国地区本部の共同事業委員会の動向
2.
生コンの出荷量について
3.
構造改革事業(集約化促進)について
4.
資材価格の動向について
5.
中国地区コンクリート舗装研修会について
6.
「令和5年度需要(再)想定」の実施について
《審議事項》
1.
令和5年度共同事業委員会の活動計画
2.
要望活動について
3.
生コン価格の契約 (契約ベース・出荷ベース)について
《その他》
1.
各地区の状況
について報告、審議した。
令和5年8月

第40回労働交通安全大会を開催

  • と き:
    令和5年8月2日(水) 13:30〜15:50

  • ところ:
    島根県生コンクリート工業組合 第1研修室

  • 出席者:
    28名

【労働・交通安全標語入選作の発表・表彰】
応募:79点(優秀賞 2点、佳作 8点)
表彰:佐々木 麻紗美(中国コンクリート製品工業(株))
    坂本 太二(中国コンクリート製品工業(株))   ※欠席
開会にあたり、加藤理事長から挨拶があった。
1.
来賓挨拶:出雲労働基準監督署 川角署長

(概要) 令和4年は、休業4日以上の労働災害は島根県全体でも出雲監督署管内でも業務上のコロナ感染の影響で大幅に増加したが、コロナ感染を除くと県全体でも出雲管内でも減少している。窯業・土石製品製造業においては、挟まれ・巻き込まれ災害、転倒災害、墜落転落災害などの防止対策が重点課題であり今後とも対策を徹底していただく必要がある。
 島根労働局では本年度からの5か年計画、第14次労働災害防止計画を策定した。計画では8つの重点項目を定めている。自発的に安全衛生対策に取り組むための意識啓発、労働者の作業行動に起因する労働災害防止対策の推進などである。重点事項について労働局・監督署で働きかけを行い、アウトプット指標を事業場で行ってもらう。その結果として期待される事項がアウトカム指標である。重点事項を推進して死亡災害の撲滅を目指し、死傷災害を減少させていきたい。今後とも労働安全活動を推進していただき重篤な災害が発生しないよう労働災害防止対策の徹底をお願いする。

2.
事例発表:渇_南共同生コン生産会社 佐藤工場長
(概要) 我が社では、安全運転管理者や運行管理者及び安全衛生推進者を中心に次の様な活動をしている。車両事故防止関係として、@アルコールチェックの実施A始業前・終業時点検の実施B朝礼・点呼時の体調チェック、車両点検の異常報告等Cチャーター車運転手等の教育DKY台帳の記載Eヒヤリ・ハットメモの活用F運転者教育の実施G工場周辺道路脇の草刈り実施H運転者適性診断の受診Iドライブレコーダーの装着。労災事故対策として、@作業前の安全対策A防災関連用具の装備及び使用マニュアルの作成B資格者の育成・教育C事故事例の活用D安全衛生委員会の立ち上げ、労働安全衛生掲示板への掲示。
 以上の様な活動を中心に日々交通安全及び労働安全に努めているが、事故や災害は“忘れた頃にやってくる”ものである。今後も無事故・無災害の達成に向けて全員が安全に対しては「わがまま」であり、「自分の身は自分で守る」ことを基本に、一瞬一瞬油断すること無く緊張感を保ちながら業務を遂行することが大切と考える。家族を亡くすということはこの上もない辛いことで、気持ちの癒える事はない。事故はしてもされても悲惨で辛いものである。今後、私たち工業組合員の仲間からそんな辛い思いをする人が絶対出ないよう祈る。
3.
交通安全指導:出雲警察署 交通総務課 田中係長
(概要) 6月末現在の状況で、県内では昨年に比べて交通事故件数、死者数、負傷者数いずれも増加している。出雲署管内の交通事故の特徴としては、発生時間帯で最も多いのが10時台、次に多いのが15時台となっている。道路別の発生状況では主要幹線道路での発生が多い。道路形状別では交差点付近を含む交差点での発生が約7割を占めている。事故類型別では出会い頭が最も多く、次いで多いのが追突となっている。県内では反対で最も多いのが追突、その次に出会い頭である。出雲管内では交差点での出会い頭事故が一つのキーポイントとなっており、対策を進めているところである。第1当事者の違反別で最も多いのが動静不注視、次に多いのが一時不停止、そして安全不確認。交差点の出会い頭事故に直結するような事故原因となっている。
 交通事故防止のキーワードとして、県内の交通事故の特徴から夜間・国道・高齢者の3点、さらに出雲署管内では交差点での事故が多いため、+交差点として4点をキーワードとしている。「夜間」;県内の交通事故の約4割が夜間に発生している。早めのライト点灯と積極的なハイビームの活用をお願いする。「国道」;県内の交通事故の約半数が国道での発生である。国道の事故で多いのが追突事故で、大型車での事故はやはりこの追突事故が多くなっている。スマホ、カーナビ、仕事中の場合は伝票や仕事のメモなど少しなら大丈夫と思って見てしまうことがあるかもしれないが、ほんの少しでも交通事故につながる。しっかりと前を見て運転してほしい。「交差点」;出雲署管内は特に交差点での交通事故が多いが、県内でもやはり多い。特に注意してほしいのが一時停止場所での確実な一時停止、そして左右の安全確認の徹底である。
 運転はハンドルを握る方の心理状態が非常に反映されやすい。気持ちと時間にゆとりを持ってほしい。今日の話を参考にしてもらい無事故無違反につながることを願う。
4.
安全宣言:UM生コン(株) 本山工場長
 組合員を代表して、本山工場長が「豊かな社会の創造と社会的使命の達成に努めている私たち生コン産業にとって、安全と健康の確保は最優先の課題である。人命尊重を基本理念として、一人一人が関係法規とルールを順守し組織ぐるみで安全衛生活動を展開しなければならない。本日の労働交通安全大会を契機に、労働災害ゼロの決意を新たにし、安全で快適な職場づくりに努める。」と力強く宣言した。
5.
講演:「後悔しない安全管理U」 
建設業労働災害防止協会 安全管理士 門川真彦 氏
(概要) 安全管理において3つの大切なこと、1つめは安全の基本として大切な「思い込みからの脱却」。建設現場の状況は日々一刻として変化している。だからこそ思い込みからの脱却が大切であり、第3者の目、違う角度から物事を見ることが必要となる。2つ目は安全を担当する方として大切なこと「他人の痛みがわかる」。安全担当者の本来の仕事は放置すれば起こるであろう災害を未然に防ぐことである。だからこそ時に厳しく。厳しく指導する中に人を思いやる心、人の痛みが分かる心が必要である。3つ目は人として大切なこと「感謝する心」。声をかけられてありがとうと思えるのかうるさいと思うのかが人生の分岐点となる。安全を通じて感謝の教育ができれば、会社にとってこれほど大きな財産形成はない。
 5Sとは整理・整頓・清掃を清潔が支えていてここに躾が加わる。整理とは捨てること。整頓は明示すること。2Sができている状態とは、要るものだけがあり必要なときに必要なだけ使えるように誰でも分かるように取り出せる、そして戻せる状態である。2Sだけでも間違いなく現場の生産性が向上する。清掃は文字通り掃除すること。日々の清掃の中で不具合や異常が見えてくる。清潔は整理整頓、清掃を維持すること。躾は決められたことを守り守らせること。躾の実践は難しい。誰しも価値観、自分のものさしを持っているが、一人一人目盛が違う。自分の物差しが本当に正しいか自問自答することも大切である。5Sは人づくりにもつながるツールであり、人を育てるためのツールと呼ぶこともできる。
  「ご安全に!」の由来はドイツの鉱山で使われていた「グリュックアウフ(ご無事で)」という言葉である。声掛けは場面、時間帯何も限定されるものがなくお金もかからない。相手を思い気軽に声がかけられる雰囲気、環境こそ、決めたルールは皆できちんと守ろうという職場環境を形成する大きな一歩になる。
表彰   加藤理事長
表彰
 
加藤理事長

川角署長   佐藤工場長
川角署長
 
佐藤工場長

田中係長   本山工場長
田中係長
 
本山工場長

  門川講師
 
門川講師
令和5年7月

令和5年度 第1回技術委員会を開催

令和5年度 第1回技術委員会を開催
と き:
令和5年7月28日(金) 10:30〜11:50
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
技術委員長、外6名、事務局2名
《報告事項》
1.
委員会の体制(技術委員会、島根県品監会議、工組品監委員会)
2.
全生連及び中国地区本部 技術委員会の動向
3.
技術研修会について
《審議事項》
1.
令和5年度 技術委員会活動について
2.
受験講習会について
3.
化学物質管理に関する政省令の改正について
4.
フライアッシュコンクリート普及拡大に関する課題検討会について
《その他》
1.
令和5年度中国地区コンクリート舗装研修会について
2.
各地区の状況
について報告、審議した。

令和5年度 第1回総務委員会を開催

令和5年度 第1回総務委員会を開催
と き:
令和5年7月14日(金) 
10:30〜11:50
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
会議室
出席者:
総務委員長、外4名、事務局2名
《報告事項》
1.
賦課金について
2.
全生連及び中国地区本部の動向
3.
集約化等の報告
4.
共同試験場の報告
5.
生コンの出荷状況
6.
青年部会活動報告
《審議事項》
1.
令和5年度 総務委員会活動計画(案)
2.
「パートタイム職員就業規則」の改定について
3.
「旅費規程」の改定について
4.
修繕計画について
5.
「労働交通安全」標語について
6.
協組への通信委託金
《その他》
1.
組合創立50周年記念事業について
2.
生コン島根122号について
3.
「モラル向上運動」報告発表について
4.
各地区の状況報告
について報告、審議した。

令和5年度 技術研修会を開催

  • と き:
    令和5年7月7日(金) 13:30〜16:10

  • ところ:
    島根県生コンクリート工業組合 第1研修室

  • 出席者:
    32名

 (株)原商の協力により開催した。開催にあたり小野技術委員長及び(株)原商 執行役員 曽田営業開発部長から挨拶があった。
1.
「品質管理実務のポイント及びSDGs実現への取り組み事例紹介」:
中国レミテック(株) 庄原工場 取締役工場長 實兼 稔 氏

(概要) うっかりしたり失敗したりすることは日々あるが、それをどうすれば減らすことができるか。思い込みはあるという前提で、第3者・他部署の人が確認するのが良い。人を動かしたりやる気を起こさせたりする時にはやはりリーダーの立場の人が率先して動くのが重要である。そして指示を出すときには、何のためにそれをするのか目的を伝える。

 当工場では今年2月からペーパーレス化に取り組んでおり、各種記録類をPDFデータでクラウド上に保管して運用している。メリットとして、省スペースであることの他、過去のデータの検索が簡単で早いこと、同一ファイル内で作業の同時進行が可能なこと、スマホやタブレットからもアクセスできいつでもどこでも各種データを確認できることなどがある。品質管理監査に関しては、パワーポイントを使用した監査受審システムを構築した。チェックリストの監査項目ごとに、Webリンクにより社内規格の該当ページや記録類を表示する。もちろん必要があれば印刷することができる。

 カーボンニュートラルが云われる中で、広島工組では生コンにCO2を添加するとどうなるかという実験を行った。実験の結果、CO2の添加に伴う圧縮強度の増加傾向を確認した。セメントに対してCO2を0.4%添加した場合圧縮強度が4%増加し、これに相当するセメント量を削減した場合約6.9/m3のCO2削減効果が見込まれる。ただCO2を添加するためにCO2を排出しながら運搬等するのでは意味がないため、トータルで考えて評価する必要がある。

2.
「生コンクリート製造工程検査の自動化に関する取り組み」:
(株)リバティ PNS研究室 室長 村上利憲 氏
日進エンジニア(株) 代表取締役 進藤 晶 氏
(概要) センサの技術が発達している。紹介する技術は、製造する生コンクリートの品質を人の手を介さず自動で評価し、それらを製造システムの中に測定システムという概念を持ち込み、そこで得られたデータを品質管理システムで、つまり3本のシステムを一体化して自動で記録するものである。製造するコンクリート自身の品質特性が正しいものであると、確信を持ったコンクリートを出荷できるシステムを確立したい。従来の品質管理と異なる点は、製造する全ての量を対象にする点、センサによる測定である点、すべてのバッチを対象とする点である。製造する生コン全体を評価しているため、測定の信頼度はこれに勝るものはないと考えている。
 生コンの品質に使うセンサには、骨材の表面水率、単位水量と強度、コンクリート温度、空気量・容積・単位容積質量を測定するものがある。スランプについては現在最終検証段階に入っている。センサが直接的にコンクリートの品質を測定しているのではなく、一部の特性を計測しその値をコンクリートの品質に結びつける。コンクリートの品質に結び付けた状態をシステム化し、品質管理に有効に役立てるということである。管理表のデータはどこでも見られる。各関係者が一元管理したデータを見られるため、今自分たちが何をやっているか、どういう状況のコンクリートを作っているか、今後どうしなければいけないかが分かる。現場で様々な状況が違う中で作ったコンクリートが正しいかどうか、どう判断するかということでできたのが現行のJISの品質管理であった。それがこの50年間ずっと続いてきたが、そろそろ変えた方が良いのではないか、という一つの提案である。
小野技術委員長   曽田部長
小野技術委員長
 
曽田部長

實兼工場長   村上室長
實兼工場長
 
村上室長

  進藤社長
 
進藤社長
令和5年6月

令和5年度 コンクリート技士・主任技士受験講習会開講式を開催

令和5年度 コンクリート技士・主任技士受験講習会開講式を開催
と き:
令和5年6月21日(水)  
14:00〜15:00
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
第1研修室
出席者:
技術委員長、技術委員2名、受講者11名
《式次第》
1.
技術委員長挨拶
2.
講師の紹介
3.
講習会の概要について
4.
通信学習の進め方について
5.
今後の予定
6.
その他
令和5年5月

令和5年度 (第48回) 通常総会を開催

令和5年度(第48回) 通常総会を開催
と き:
令和5年5月24日(水)
15:00〜16:05
ところ:
ニューウェルシティ出雲「牡丹の間」
出席者:
53名

 総会開催にあたり加藤理事長から挨拶があった。
 コロナ禍ということで約3年間総会も自粛態勢で開催してきたが、この令和5年度は通常に総会を開くことができた。今後もウイルスなどに振り回されないように強固な体制でいろいろな行事を粛々と行っていきたいと思っている。組合員の皆様にもご協力をお願いする。
本日は懇親会にもご来賓の方々に多くご参加いただくので、是非とも名刺交換などして情報交換もしていただきたい。本日は総会並びに総会行事の進行にご協力いただきますようによろしくお願いする、と結ばれた。
 議案については、第1号議案 令和4年度事業報告並びに収支決算書承認の件、第2号議案 令和5年度事業計画 (案) 並びに収支予算 (案) 承認の件、第3号議案 令和5年度における賦課金の額とその徴収方法決定の件、第4号議案 令和5年度における役員報酬決定の件、第5号議案 令和5年度における借入金の最高限度額設定の件及び第6号議案 役員改選の件が満場異議なく可決決定された。

令和5年度 (第48回) 総会行事を開催

  • と き:
    令和5年5月24日(水) 16:30〜

  • ところ:
    ニューウェルシティ出雲「牡丹の間」

  • 出席者:
    56名

 開催にあたり、加藤理事長から、出席していただいた来賓に対するお礼の言葉があった。続いて、生コン業界は非常に苦しい状況が続いており、令和4年度も県内出荷量は約8%前年度から落ち込んだ。都市部に出荷量が集中し地方部は減り続けている実感があるが、生コンは生ものであり工場が都市部にだけあれば良いというものではない。工場数が激減しているが、今の数でキープできるよう各地区で対応いただいている。組合で一番重要なのが品質管理である。全国的にも生コン車からの墜落事故や社内外でのコンプライアンスの問題があるが、県内でも事案が発生している。今後はこのようなことがないようにしっかりとした体制を構築していかなくてはならない。今年度も1年間、組合員に資する行事を例年に増して遂行していくので、ご来賓の皆様の協力のもと組合員の積極的な参加をお願いする、と結ばれた。  
 続いて、表彰規程により令和4年度コンクリート主任技士試験合格者4名の表彰が行われ、受賞者を代表して森島建設(株)の高橋 哲也氏が謝辞を述べた。
 来賓として高田品監会議議長から、品監会議がどういう組織であるかを今一度考えていただきたい。生産者と需要者の信頼関係を取り持ち、生産者が生産したものがきちんとしたものであることを国、県、建設業などの需要者に示すのが本来の役割ではないかと思っている。土木は縁の下の力持ちで重要な役割を担っている。一番基本となる材料を作っている生コン業界はなかなか表に出ないが、皆さんがあってこそ社会が成り立っている。出荷量が落ちていることはその通りであるが、その中で一致団結して共存共栄を図っていただきたい、と述べられた。
 続いて島根県議会防災地域建設委員会の坪内委員長から、島根県生コンクリート工業組合は50年近くの長きにわたり、業界の健全な発展に寄与するとともに良質な生コンクリート資材の安定供給に努め、社会資本の整備と地域経済の発展に多大な貢献していることに深く感謝申し上げる。県議会としても引き続き県民が安心して暮らせる県土の整備発展に努力していく、と述べられた。
 国土交通省中国地方整備局松江国道事務所の安部副所長から、島根県生コンクリート工業組合はコンクリートの品質を確保し、コンクリートの品質をより高めようと日夜研鑽を重ね努力していることに敬意を表する。国交省では現場の生産性向上や環境の改善に取り組んでいる。建設環境の変化に対しても良好な社会インフラの整備に対しても、良質なコンクリート無くして成り立たない、と述べられた。
 総会行事のあと「銀河の間」において懇親会が開催され45名が参加した。主催者として岩ア理事から挨拶があり、その後、来賓を代表して石井品監会議副議長、島根県土木部技術管理課 佐川統括技術専門監から挨拶があった。島根県建設業協会 平塚会長の乾杯で懇談となった。 しばらく和やかな歓談が続いた後、島根県中小企業団体中央会 荒田専務理事の挨拶で閉会となった。

表彰   受賞者代表謝辞
表彰
 
受賞者代表謝辞

高田品監会議議長   島根県議会防災地域建設委員会 坪内委員長
高田品監会議議長
 
島根県議会防災地域建設委員会
坪内委員長

国土交通省 松江国道事務所 安部副所長   岩ア理事
国土交通省 松江国道事務所
安部副所長
 
岩ア理事

石井品監会議副議長   島根県土木部技術管理課 佐川統括技術専門監
石井品監会議副議長
 
島根県土木部技術管理課
佐川統括技術専門監

島根県建設業協会 平塚会長   島根県中小企業団体中央会 荒田専務理事
島根県建設業協会 平塚会長
 
島根県中小企業団体中央会
荒田専務理事

令和5年度 第3回役員会を開催

と き: 令和5年5月24日(水) 16:05〜16:10
ところ: 島根県生コンクリート工業組合 第一研修室
《審議事項》
1.
代表理事(理事長)、副理事長及び専務理事選任の件
について審議した。

令和5年度 第2回役員会を開催

令和5年度 第2回役員会を開催
と き:
令和5年5月9日(火) 
10:30〜11:50
ところ:
島根県生コンクリート工業組合
第一研修室
《報告事項》
1.
令和5年度品質管理監査の報告
2.
集約化等の件
《審議事項》
1.
優良従業員等表彰の件
2.
令和5年度 全生両連合会総会の件
3.
令和5年度(第48回)通常総会開催の件
4.
令和5年度(第48回)通常総会提出議案の件
5.
令和5年度の各委員会委員等選任(案)の件
6.
品監会議への質問書に対する回答書(案)の件
《その他》
1.
令和4年度の生コン出荷量について
2.
各地区の状況
について報告、審議した。

 

統 計

※下記のグラフをクリックすると拡大表示します。

島根県組合員工場の出荷実績
組合員工場数推移
島根県組合員工場の出荷実績(グラフ)
組合員工場数推移(グラフ)

1工場あたりの出荷量推移
1工場あたりの出荷量推移(グラフ)
 

 

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